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補聴器は両耳装用がよい?

人間の目や耳、鼻などの各器官は大抵、2つあります。
これは右脳と左脳のそれぞれの役目を果たすからだと考えられています。

右脳は
・立体感覚
・物の形、人の顔などを認識
・情緒的感情
・言語や芸術
・創造力と想像力
・総合的な判断力

左脳は
・読み書き、計算力
・倫理感、理論的な考え方
・分析力
・物事を順序だてて考える
・話をする、言葉の理解力

また人間の耳とこれらの脳は交差をしてつながっていることから、
両耳装用することにより

・方向感覚を捉えることが難しくない=判りやすい
・聞こえる範囲が広がる
・方耳に比べて耳への負担が少なくなる
より自然な聞こえを得ることができ、快適にすごせる

といった効果が期待できます。

補聴器の電池

昔は殆ど水銀電池をしていました。
これが環境への配慮により使えなくなった為、空気電池が登場しました。
空気電池とは正式名称は”空気亜鉛電池”といい、補聴器の他に気象観測用などに幅広く使われています。空気電池は省資源で小型・軽量・大容量なので補聴器などには最適なのです。

空気電池は空気中の酸素を使用して放電する為、電池のプラス極(平べったい)側に小さな穴が開いているのです。
この為他の電池と比べて外気の影響を非常に受けやすいので取り扱いには注意が必要です。
空気電池には無駄な放電を防ぐ為にシールが貼ってあります。当たり前ですがシールを貼った状態のままだと放電しません、補聴器を使う前にシールを剥がしましょう。
そして使わない時にはシールを貼っておく必要があります。
また、補聴器を使用した後取り外してシールをはがしたまま置いておくとその間は放電した状態なので電池寿命は短くなります。

使おうと思った時に電池が無いという事になってしまいます。

特に乾燥した状態は電池寿命が短くなります、補聴器を乾燥ケースにしまう時には必ず電池を取り外し空気電池にシールを貼っておくことで電池寿命を長持ちさせる事ができます。

また、使えなくなった場合にはすみやかに補聴器から取り出して新しいものと交換しなければいけません。
そのまま放置しておくと電池がふくれて取り出せなくなったり、液漏れして補聴器が壊れてしまう可能性があります。

補聴器の寿命

その金額ゆえに補聴器を永久にもつものと考えていらっしゃる方が多数いらっしゃいますが、残念ながら補聴器は精密器械ゆえに寿命があります。

それではどの位のものか?というと、約4年~6年程度です。

意外に思われるかも知れませんが、その位のものなのです。
これは補聴器が精密器械であることと、それを使うのが耳の中という極めて湿気が多い箇所だという理由からです。
(精密器械は湿気を嫌います。ですから補聴器を外して管理する際には乾燥ケースなどに入れて保管しておく必要があるのです。)

更にオーダメイド補聴器などの場合は耳型に合わせて作りますから耳の中の形が変わるとハウリング(ピーピーという音洩れ)音を出すようになります。
これは使用される方が年齢を重ねると共に体型が変化していく(つまり痩せてきたりする)為にそうなるのです。

こういった事も踏まえて購入前の検討をする必要があります。

補聴器の種類

個人によって難聴の種類が違うように、補聴器も、ただ大きな音にしただけでは聞こえは良くなりません。
かえって聞こえる音域の音が大きすぎて不快になってしまうこともあります。
補聴器はその形状ににより、色々なタイプがのものがあります。
また、難聴度、形状、性能などによって、様々な種類に(価格も数万円~数十万円)なります。
聞こえの程度と予算に合わせて選ばれる事をお勧めします。

色んな種類の補聴器がありますが、主な違いはアナログかデジタルかです。
因みに従来の主流はアナログでした。

アナログ補聴器の特徴

アナログ補聴器は、基本的に入った音を全て拡大します。なので、雑音やひずみの発生が起こります。
これはマイクロホンに入った音声信号(アナログ)をそのまま増幅してイヤホンから出力する為です。

デジタル補聴器の特徴

デジタル補聴器は入ってきた音をデジタル信号処理をしていますので雑音を抑えることができ、クリアな音質を保てます。
この為、会話と雑音を分離し、きめ細かく調整できるので、あらゆる環境に適合しやすいといえます。

このように、使う人の聞こえ方に合わせて、幅広い調整ができるのがデジタル補聴器の特徴です。


※なお、良くテレビショッピング等でみかけるモノは「集音器」です。
集音器は聴力レベルが30db以上の軽度難聴の方以外には向いてないとされています。

初めての補聴器

聞こえを補う為に補聴器を使用するわけになるのですが、初めに説明したようにこの器械をご自分のものにするのにはいくつかの段階をふむ必要があります。
補聴器は基本的に音を大きくする「増幅器」です。マイクから入ってきた音を増幅器で大きくしてスピーカーを通して、耳に伝えます。

ですから補聴器自体には音や会話の内容を区別したり理解することはできません。
そういう事を認識する(=聞き分ける)のは、あくまで自分自身です。

補聴器=器械ですから、いくら音を大きくして耳に伝えたとしても、それが何の音なのか認識するのは、脳であり、脳に伝える聴く事をつかさどる神経が機能しなければ、音を認識する事はできません。

この事は良く理解しておく必要があります。

しかし、補聴器を使うことにより自分自身の練習と慣れによって、使われず眠りかけていた聴く神経に刺激を与える事が出来るようになります。

これにより(もちろん個人差はありますが)聞こえが良くなるのです。

難聴とは

難聴は、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3つに大別されます。

 伝音性難聴(伝音難聴)
伝音声難聴とは外耳(耳介&外耳)と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴です。
通常低音が聞き取りにくく、聞こえの感じ方を例えると”耳を手や指で塞いでテレビの音を聞いた感じの聞こえ”といったようになります。
伝音声難聴は音を聞くための神経には異常がないので治療できる可能性が有ります。
また補聴器で音を大きくすることによりかなり聞こえるようになります。中耳炎などによる難聴はこれに当たります。

 感音性難聴(感音難聴)
感音性難聴は内耳か又は聴覚神経に障害がある難聴で医学的な治療が困難です。
また、大きな音は健聴者並に煩く感じるのに、小さな音はあまり聞こえません。そのため、個人差が大きく補聴器の装用効果は、限界や制限を受けます。
また、感音性難聴は周波数により聞こえ難さが非常に異なることが多く、特に幼児期から高い音が聞こえない場合は発音の修得が難しい問題もあります。

 混合性難聴(混合難聴)
伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った難聴です。老人性難聴は多くの場合 混合性難聴ですが、どちらの度合いが強いかは個人差が大変大きいと言えます。
また感音性難聴の場合より、複雑な聴力型や聞こえの場合もあるのも特徴です。

聞こえが悪くなってくると

多くの場合、年とともに聴力の低下が現れてきます。これにはまず例外はありません。
しかしあまり自覚がないのも事実です。

ご家族や周りの人に『テレビやラジオの音が大きい』と指摘されたり、話し相手の言う事を何度も聞きかえしたり・・・こういう事が頻繁に現れ、ある日はっきりと気付くのは『相手の言う事が理解できない』という事実が理解できた時です。

すなわち、『聞こえてない』と言う事に

こうなった時にどうするのか?そのまま放っておいたらボケてしまう可能性さえあります。

人間が感じる五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる)の中の二番目の機能に差し障りがでるのですから・・

聞こえないとなれば、何らかの方法で補う必要が出てきます。

すなわち補聴器を利用することで聞こえを補うという訳です。